【今回のトピックス】
ASCO Annual Meeting 2017
-Making a Difference in Cancer Care with You-
今回のSynix Oncology Newsletterでは、米国 / シカゴにて6月2日~6日まで開催されたASCO2017から学会の様子についてお届けします。
6月2日から6日まで米国シカゴにて開催された本年のASCO(American Society of Clinical Oncology)は、雨の予報を吹き飛ばし晴天に恵まれ、今年も3万人以上の医療関係者が参加し、大きな盛り上がりを見せていました。
MSI-HighやTRK変異など注目のターゲットに対する臨床試験など、最新の臨床試験結果の発表は勿論、今年のテーマ「‾Making a Difference in Cancer Care with You‾(ともにがんケアの変革を)」のもと幅広い領域からの発表がありました。昨年に引き続き、治療技術とその費用対効果に関するセッション、さらに今年は早期発見システム、患者情報共有システム、更なるバイオマーカー等に基づく個別化医療について、予防から治療まで多くの発表がありました。
Plenary Sessionの冒頭では、imatinibの開発に携わり、本年のScience of Oncology Awardを受賞したBrian J. Druker氏より、これまでの開発の道のり、そして多くのCML患者さんにimatinibを届けられた喜びとPrecision Medicineの進展への大きな期待について講演があり、様々な人々の努力と熱意が繋がってゆくことで大きな結果がもたらされると力強いメッセージが発信されました。
Synix / Oracle Life Sciencesは、今回のASCOを始め、最新の学会情報を基にした薬剤開発動向と治療展望についてとりまとめた、CancerNSight Seminarを7月19日に開催します。がん関連学会で発表される膨大なトピックの中から、製薬企業の皆様が関心を持たれる内容を厳選し、医薬品メーカーとして注意するべき観点をOracle Life SciencesのOncology Specialists からお届けする予定です。
■ 編集後記 ■
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