米国臨床腫瘍学会(ASCO)が、米国時間6月3日から4日間にわたり開催されました。過去2年は、新型コロナ感染拡大の影響でオンライン開催となりましたが、今年はハイブリット開催となりました。Plenary Sessionでは、Destiney-Breast 04試験発表後、会場は大きな盛り上がりをみせ、ASCOがシカゴに戻ってきた熱気が感じられました。今回のサイニクス オンコロジーニュースレターでは、ASCO 2022から弊社サイニクスのパートナーであるOracle Life Sciences オンコロジーコンサルタントが特に注目した講演トピックをお届けします!
なお、7月27日(水)・28日(木)には『最新のオンコロジー学会からみる薬剤開発と治療展望 -Evolving Trends in Oncology』を開催します。ASCO、AACRなど最新のオンコロジー学会の発表内容を踏まえ、薬剤開発への影響や今後の治療展望について注目のトピックでお届けする予定です(詳細はこちら)。ぜひ皆様奮ってご参加ください。
ASCO 2022 注目トピック オンコロジースペシャリストのレポートはこちらから!
トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)が切り開く新たな治療セグメントHER2低発現乳がん OS、PFSに加え、増悪・死亡リスクを低減
DESTINY-Breast04試験の詳細
Alejandro Noval, Ph.D.
Consultant, Oncology & Specialty Therapeutics
Jesse Cohn, Ph.D.
Associate Consultant, Oncology & Specialty Therapeutics
複数治療歴のある難治性DLBCLでGlofitamabが高い奏効率、完全寛解率を達成
ピボタル試験の詳細
Ian Love, Ph.D.
Consultant, Oncology & Specialty Therapeutics
Sheri McClerklin, Ph.D.
Associate Consultant, Oncology & Specialty Therapeutics
JAK阻害剤治療歴のある骨髄線維症でmomelotinibが主要評価項目を達成
MOMENTUM試験の詳細
Carrie Wahlman, Ph.D.
Associate Consultant, Oncology & Specialty Therapeutics
Lauren Howell, Ph.D.
Associate Consultant, Oncology & Specialty Therapeutics
編集後記
ハイブリッド開催となった今年のASCOには、会場にも多くの関係者が参加し、Oracle Life Sciencesコンサルタントも約50名が現地にて最新の情報を集め分析を行いました。本ニュースレター冒頭の注目トピックDESTINY-Breast04の発表は、スタンディングオベーションで終わり、大きな成果への称賛と今後のたゆまぬ挑戦への覚悟が感じ取れました。弊社も微力ながら更なるオンコロジー治療の発展に貢献できるよう努めて参ります。今後ともどうぞよろしくお願いします。