去る2022年11月17日、サイニクス株式会社では、弊社が日本国内で独占的に販売・サポートしているオンコロジー総合データベースCancerMPact® (キャンサーインパクト)の販売20周年を記念し「激変の20年 ~オンコロジーの過去と未来」というテーマでセミナーを開催しました。
CancerMPact®ユーザー様限定で開催した本セミナーですが、国内契約企業全31社から314名という多くの方々にお申込を頂き、この記念すべき会を盛大にユーザー様と共有できましたことを心よりお礼申し上げます。
セミナーでは、元製薬企業OBUヘッド、腫瘍内科医、がん登録・疫学研究の専門家5名にオンコロジー領域における20年を振り返って頂きつつ、今後の展望についてお話を頂きました。グラフィックレコーディングで各ご講演の内容を絵でまとめております。ぜひこちらでご講演内容やセミナーの雰囲気を感じて頂けると幸いです。
担当者が思う、オンコロジー市場の20年間
この場をかりて、お申込者(314名)による事前アンケートの結果をご紹介させて頂きます。
オンコロジー全般で過去20年で一番大きな変化といえば?
やはり「画期的な新薬の登場」や「個別化医療の進展」という意見が圧倒的大多数でした。また、オンコロジーは他の領域と比較すると、変化が激しく、より専門知識を求められるという点がよく挙げられます。そこで、そのような環境でオンコロジーのご担当者様が「やりがい」を感じるのはどんなところなのかを聞いてみました。
オンコロジービジネスに携わり、一番やりがいを感じていることや、良かったと感じることはなんですか?
「患者さんやご家族への貢献をより実感できる」というお声が非常に多かったのが印象的です。命に直結する病であることや、画期的な治療の提供で貢献していることをより身近に感じることができるということが背景にはあるようです。「よい薬を開発したい」「適切な患者さんに届けたい」そんなお声を耳にすることは多々あります。
創薬にはデータ活用が必須である
弊社サイニクスでは、製薬企業のオンコロジーご担当者様の熱い思いを、今回の調査で証明できてうれしくも思っています。研究者や政府の方々は、製薬企業や民間企業がデータを使おうとするとどうしても「利益」を求めるというだけで敬遠されます。
パネル・ディスカッションでもお話にあがりましたが、創薬をビジネスとして成り立たせるためにはデータが必須なのです。国が持っているデータをもっと有効活用する、その仕組みを築くことで、製薬企業だけではなく、現場の医師や医療関係者の負担を軽減することができるのではないかと講師の先生方もおっしゃっていました。
Unmet Needsに応えたい!患者さんや家族を助けたい!そんなCancerMPact®ユーザー様の熱い思いを、弊社の研究活動や宣伝活動を通じて少しでも届けていければ幸いです。
20年の間にがん治療は大きな変化を遂げ、医療体制、臨床試験の仕組み、そして製薬のビジネスモデルも変わってきました。CancerMPact®はこれらの変化にいち早く呼応し、皆様が必要な情報を常に質高くご提供できるよう今後も尽力して参る所存です。
CancerMPact® 20周年記念特設サイトでは、がん治療20年の変遷とともにCancerMPact®20年の歩みを動画でご紹介しています(動画の視聴はこちら)。全ての改善はユーザーの皆様のお声に基づいて、米国パートナーのOracle Life Sciencesのメンバーとも慎重な検討を重ねて行っています。そしてその姿勢は今後の20年も変わらず継続していく所存です。
皆様、今後もCancerMPact® をどうぞよろしくお願いいたします。
CacerMPact🄬(キャンサーインパクト)とは?
弊社サイニクスが日本国内で独占的に販売・サポートしているオンコロジー総合データベースです。戦略立案の基礎データとして市場規模、治療動向、将来の協業状況を網羅。研究開発から上市後の市場評価まで幅広い業務でご活用いただけるオンコロジーに特化した総合データベースです。国内で約30社、グローバルで約70社の製薬企業様にご導入いただいています。