「希少がんデータブック」発刊のご紹介

全国がん登録データより「希少がんの罹患」に焦点をあて解析結果をまとめた「希少がんデータブック」が発刊されましたのでご紹介します。

RARECAREnet listに基づき分類・集計され、現時点で国際的な品質を満たし、日本における希少がんの患者数を報告している唯一の希少がん統計となります。がん種別の罹患傾向を診断年別、年齢階級別、地域別など様々な角度で集計しています。集計データはExcelでも公開予定とのことですので、「希少がんデータブックウェブサイト」をぜひブックマークされることをお勧めいたします。

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日本の住民ベースがん登録に基づく
「希少がんデータブック」

厚生労働省科学研究費がん政策研究事業
「国際比較可能ながん登録データの精度管理および他の統計を併用したがん政策への効果的活用の研究班」

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主任研究者からのごあいさつ

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国立がん研究センターがん対策研究所国際政策研究部 部長
松田 智大 先生


網羅的ながん登録情報を用いて、国際標準分類でわが国の希少がん罹患の実態を明らかにした初のデータブックです。比較可能性を担保するために厳格な精度管理や標準化された手法を用いると同時に、図や解説を交えて、専門的知識がなくともわかりやすいものになるよう努めました。今後アジア諸国においても同様の統計値が公表されていくでしょう。是非ご一読いただき、皆様のご活動の参考資料としてお手元においていただけると幸いです。

*冊子をご希望の方は、こちらから発刊元に直接お申込みいただけます。なお数に限りがございますので、希望多数の場合は先着順となります。

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    厚生労働省 科学研究費補助金 がん対策推進総合研究事業における活動報告
    ~ 2022年10月26日 「第6回 がん統計に関する調査・勉強会」の開催について
    弊社サイニクスでは2017年より二期にわたり厚生労働省 科学研究費補助金 がん対策推進総合研究事業に参加し、研究班の一員として製薬業界におけるがん登録情報の利用実態や利用ニーズ、要望等を調査。その成果を論文として発表しています。

    この度、同事業の第二期目(2020年~2023年)「国際比較可能ながん登録データの精度管理および他の統計を併用したがん対策への効果的活用の研究」(研究代表者:松田 智大 / 国立がん研究センター がん対策研究所)研究班は、産業界でのがん統計の利活用を検討・促進するための研究の一貫として、製薬企業の皆様を対象に「第6回 がん統計に関する調査・勉強会」を開催する運びとなりました。