皆様は日頃のご業務で、どれくらいがん登録や統計に関するデータを活用されていますか?
日本医師会・全国がん登録協議会(JACR)は、昨年末に共催シンポジウム「がん統計の活用と未来」を開催しました。がん登録(全国・院内・臓器別)、DPCデータ、レジストリデータ(希少がん)、ゲノムデータ(C-CAT)という幅広いトピックで 第一人者の先生方が、それぞれのデータの特徴と今後の活用に関する展望について講演されました(詳細はこちら:抄録集 ならびに 講演動画を含む特設ページ)。また、2017年より厚生労働省科学研究費がん政策研究事業(松田班)の分担研究者を務める弊社永岩が 「製薬企業が求めるがん情報とは」というテーマで講演を行いました。がん統計が広く民間でも利用される未来を提言しています(詳細はこちら:2019年シンポジウム ならびに 2020年学術集会)。この度、その講演動画が一般公開されましたのでご案内いたします。
2期目を迎えた研究班活動 サイニクスの活動にこれからもご注目ください
- サイニクス 厚労省科研費がん政策研究事業(松田班) 分担研究 次なるテーマは・・・
- 2017年より活動を継続しており、2期目となります弊社の分担研究のテーマは、「がん統計データの提供や活用方法の国際間比較」です。 がん登録データを含む医療情報収集・提供状況を、国際がん登録協議会(IACR)やアジア国立がんセンター連盟(ANCCA)等のネットワークを利用して調査し、調査結果を基に日本での医療情報の提供のあり方を提言します。 調査結果は今後MHLW Grants Systemで報告書として発表いたします。第1期の総括報告書も先日公表されました。3年間の任期で実施した調査では、265名(33社)の皆様にご回答いただきました。調査にご協力いただきましたことを改めて御礼申し上げます。
- 製薬企業対象 「がん統計に関する調査・勉強会」 12月9日(水)13時・ウェビナー開催(ウェビナーの様子はこちら)
- 上記分担研究の調査の一環として、がん統計に造詣が深い先生方をお招きし、製薬企業の皆様を対象にした調査・勉強会(無料)を2020年12月9日(水)13時より開催しました。 C-CAT(がんゲノム情報管理センター)のデータ利用が2021年春から開始されるにあたり、どのようなデータが利用できるようになるのかを解説。 また希少がんのレジストリであるMASTER KEYのアジアでの臨床試験への応用についてのご講演をいただきました。