アミロイドーシス、ポンぺ病などの希少疾患を新たに提供開始 ~ 売上予測や開発企画などで必要な疫学患者数データを収載『Epi Database🄬』より

弊社サイニクスが日本国内で独占的に販売・サポートしている疫学統計データベース『Epi Database🄬』(エピ・データベース)では、今春よりアミロイドーシス(Amyloidosis)、ポンぺ病(Pompe Disease)などの希少疾患5疾患を新たに提供開始しました。本記事では同データベースでご提供を開始したアミロイドーシス(Amyloidosis)のデータについてご紹介いたします。

アミロイドーシス(Amyloidosis)のデータ 提供開始について

※『Epi Database🄬』ご契約企業向けの限定配信メールより一部抜粋

『Epi Database🄬』(エピ・データベース)では、アミロイドーシス(Amyloidosis)の患者数データを提供開始しました。また、 米国・欧州ではサブタイプ別(AL Amyloidosis、ATTRwt Amyloidosis)の診断有病患者数も提供開始します。

アミロイドーシス(Amyloidosis)は繊維状の不溶性蛋白質であるアミロイドが心臓、腎臓、肝臓、脾臓、神経系や消化管等の様々な臓器に蓄積することで機能不全を起こす症候群であり、病型ごとに異なる臨床症状や予後を示します。

主な分類
  • ALアミロイドーシス
    非遺伝性で免疫グロブリン軽鎖由来のアミロイドの過剰発現が原因。ALアミロイドーシスはがんとはみなされていないが、特徴や治療法が多発性骨髄腫と類似する
  • AAアミロイドーシス
    他の慢性疾患に続発し、急性期反応物質である血清アミロイドA蛋白の凝集によって引き 起こされる
  • ATTRアミロイドーシス
    TTR(トランスサイレチン)という蛋白質が原因で臓器障害を起こすアミロイドーシス。遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)と、遺伝的背景を伴わない加齢などによってTTRア ミロイドが沈着する野生型ATTRアミロイドーシス(ATTRwt)がある

日本ではAL/AHアミロイドーシス(免疫グロブリン性アミロイドーシス)、ATTRwtアミロイドーシス(野生型トランスサイレチン)、ATTRvアミロイドーシス(遺伝性トランスサイレチン)の3病型が指定難病となっており、医療費の補助が受けられる対象疾患となっています。(アミロイドーシスの重症度分類を用いて2度以上が対象となっています)

Epi Database🄬 (エピ・データベース)とは?

220疾患以上の患者数を2055年まで予測した疫学統計データベースです。弊社サイニクスでは、20年以上の医薬品業界における患者数分析の経験をもとに、売上予測、開発の優先順位付け、マーケティング戦略の基礎データとして、医薬品市場評価に欠かせない信頼性の高い「患者数」データを1疾患・1領域からご提供しています。

19 疾患領域、230+ 疾患 ~ 充実した疾患領域

  • 中枢神経(CNS)
  • 免疫・炎症
  • 循環器
  • 生活習慣病
  • 希少疾患
  • 内分泌・代謝
  • 消化器
  • 感染症
  • 呼吸器
  • 泌尿科
  • がん
  • 婦人科
  • 血液
  • 皮膚
  • 腎臓
  • 筋・骨格
  • 疼痛・麻酔
  • プロシージャー

2024年 Epi Database🄬 Highlight & Update

『Epi Database🄬』(エピ・データベース)では、以下の領域・疾患において最新の疫学情報や文献をもとに疫学データの更新を予定しています。

  • 中国データの拡充 約200疾患
    ・日米欧と中国の提供疾患の統一のため、中国の提供疾患を大幅拡大中
    ・日米欧中 4極での患者数がより比較可能に
    * 2023年 50疾患追加
  • 希少疾患の拡充
    ・40疾患の希少疾患を掲載。
    ・希少疾患をはじめ、ユーザーの皆さまのリクエストをもとに疾患アップデート・新規追加
         ・希少疾患 /多系統萎縮症、HAE など
         ・消化器/ NAFLD、NASH など
         ・循環器/ 心不全、ACS など

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